
外出自粛が続く5月、皆さんはどう過ごされていますか?珈琲好きからすると結構不満が溜まるもので、お気に入りのカフェにも行けず、自宅でウズウズしながら自宅待機していますが、皆さんはコーヒーが飲みたくなった時どこで飲んでいました?
スターバックスやタリーズ、マイクロロースターなどで鮮度の良いコーヒーを飲むことができる昨今。実は、珈琲人気は年々増加傾向にあり、カフェ好きが増えるのに比例して、本格的なコーヒー豆が買えるお店も増えてきました。最近はご自宅で自らハンドドリップコーヒーを淹れるコーヒー好きの方も多いのではないでしょうか?
実は、バリスタじゃない方でも自宅でコーヒーを楽しめる器具としてコーヒードリッパーをおすすめしています。
理由は簡単で、手入れしやすく、何より使いやすいというメリットがあります。
今回は、普段自宅で導入したい珈琲ドリッパーをバリスタが厳選して紹介します。ポイントは使いやすさとコストパフォーマンスで選びました。
この記事で、あなたもプロ顔負けのハンドドリップにチャレンジする一歩を踏み出すことができます。
是非参考になさってくださいね。
コーヒードリッパーとは
コーヒードリッパーは、挽いたコーヒー豆をセットしドリップする(抽出する)ための器具のことです。
日本でいうと茶こしに近いのかもしれません。葉っぱを濾す道具として使用するのと同じように、粉のコーヒーを受け取りながら、美味しいコーヒーを作るための道具なのです。
昔ながらの喫茶店でよく見かけるサイフォン式や布製のドリップ方式「ネルドリップ」などいろいろあるのですが、今回は自宅で簡単にできるという観点から「ハンドドリップ用珈琲ドリッパー」に焦点を絞ってお話ししていきます。
ハンドドリップ用ドリッパーの種類
最近ではコーヒーショップや珈琲器具専門店に行かずとも、東急ハンズやLOFT、スーパーマーケットなどでも簡単に見つけることができるようになったドリッパーですが、いろんな種類があって迷う方もいるはず。さらに、種類ごとに使うペーパーフィルターも違っていて困った方も実際にいると思います。私のお客様にもたくさんいらっしゃいました。
そこで、今回オススメするドリッパーは、手入れも抽出方法も簡単で、かつしっかりと本格的な味を追求できる3つのコーヒードリッパーをまとめてみました。
【台形型】カリタ式3つ穴ドリッパー

カリタ式と呼ばれるカリタ独自の3つ穴ドリッパー
Kalitaという企業が独自に開発した抽出方式で、ドリッパーの下側に小さな穴が3つ空いています。台形型のペーパーフィルターを使用し、日本でも結構昔から様々な喫茶店などで提供されてきました。
このドリッパーの特徴は、三つの穴から均等にコーヒーが抽出されるため、すっきりした味わいのコーヒーが楽しめます。要は抽出スピードが比較的早いドリッパーなのです。
反対に、抽出速度がゆっくりで、苦味をしっかり味わいたい方は【メリタ】という企業が開発した「メリタ式」をお試しください。こちらはなぜゆっくりかというと、穴が1つだけであり、珈琲が湯に触れる時間が長いため苦味も含めて抽出できるというメリットがあります。
今回オススメする台形型はカリタ式です。理由は、最近のカフェ事情にも影響しているのですが、昔と違い焙煎度合い(豆の焼き具合)が深煎りではなく、浅煎りにしてその珈琲独自の風味を楽しむ風潮があるからです。そのため、抽出時間をゆっくり、というよりかは、適切にスピードをコントロールすることで、しっかりとボディ感を出しつつスッキリした珈琲を抽出できるカリタ式の方をオススメします。
使うペーパーフィルターは「台形型」で、こちらは割とどのスーパーマーケットでも売っているのではないでしょうか。皆さんもよく目にしたはず。この記事を読んだあなたは、そこで売ってるフィルターに大きく緑のパッケージで「Kalita」と書かれている商品に気づくことでしょう。
【円錐型】ハリオ式コーヒードリッパー

円錐型珈琲ドリッパー。ハリオ式と呼ばれる。
続いておすすめするのは円錐型珈琲ドリッパーです。ここ数年の間で大ブームとなった円錐型ですが、実はこのハリオ式は日本発の商品ということはご存知でしたか?最近では様々なカフェや珈琲専門店でも注目され導入が進んでいるハンドドリッパーの一つなのですが、ご自宅でも簡単に手に入れることができます。
こちらの特徴は、先ほどのカリタ式よりも早く抽出ができ、よりスッキリとした珈琲本来の味を抽出できることです。また、円錐状になっていることで深さのあるコーヒーの層ができ、使う豆の品種ごとの微妙な特性(コク、酸味、甘み、苦味)などを比較的簡単に抽出できます。
ハリオ式のペーパーフィルターはもちろん円錐型で、実は置いているスーパーは大型店舗以外だとそんなに多くはありません。なのでよく台形型を間違って買ってしまった、なんて話をよく聞くのです。「ハリオは円錐」「カリタは台形」と覚えましょう。
【RIVERS】マイクロコーヒードリッパー

RIVERSのマイクロコーヒードリッパー。ペーパーレスで非常に経済的。
RIVERSのマイクロ珈琲ドリッパーは、画像の通りフィルター付きのゴム製ドリッパーです。一杯分の珈琲抽出にはうってつけの器具で、ゴム製なので軽く、持ち運びも簡単です。RIVERSの製品は比較的おしゃれな自転車屋さんとかにも置いてるので、アウトドア派の方はキャンプなどに持って行くのも手だと思います。
コーヒーをそのままドリッパーに入れ、ゆっくりお湯を注ぐだけ。横の隙間ポケットからコップの中が見渡せるので、溢れる前に注ぐのを止めることができるし、注ぎ終わったらそのままゴミ箱へポイ。洗うのも手間がいらず、何よりコストパフォーマンスが良いというメリットがあります。(確か1,000円前後だった記憶があります)
ペーパーフィルターで濾さないので、コーヒーオイルもそのまま抽出します。そのため、最後の方は少しトロっとした液体が残りますが、より風味豊かな味わいをお楽しみできるのではないでしょうか。
あなたにおすすめの3つのコーヒードリッパーまとめ
いかがでしたか?それぞれに特徴があり、淹れ方も豆の挽き方、お湯の注ぎ方も異なりますが、少し覚えればプロ顔負けのハンドドリップを淹れることができる3つの器具をご紹介しました。個人的に最もおすすめなのはハリオ式かなあ。私は仕事柄よく使うので慣れてるからということもありますが、家に6個もあるんです。。。笑
ペーパーフィルタがなくなった時の代打としてマイクロコーヒードリッパーは必須かもしれませんね。
「極上のコーヒーを飲みたい。」という方はここのコーヒーをオススメします。
あと、何度もいうようですがペーパーフィルターの買い間違いには注意しましょう。私も昔お使いをお願いしたスタッフが間違って買ってきて、円錐型のドリッパーに無理やり台形型を使ったこともあります(お恥ずかしい)
ドリッパーはわかったけど淹れ方教えて!など、ご紹介しきれなかった分はまた別の機会に記事にしようと思いますが、今すぐ知りたい方はお問い合わせページよりお気軽にご相談ください。
皆様のご自宅での珈琲シーンがもっと輝きますように。
こちらの記事もオススメです↓↓
コメント